親戚が集まれば日本酒で乾杯

うちの一族はお酒が好きです。

全くの下戸がいないせいか、皆適度に飲んでは盛り上がっています。

全員が全員日本酒を好んでいる、というわけではないのですが、

それでも、その場の数名は日本酒好きなので、

親戚が集まる時は、必ず数銘柄の日本酒の瓶が並べられます。

ですが、残念なことに好みの味が全然違うのです。

地元を離れて生活をしている人が多いせいか、

皆、現在生活している地域のお酒に親しんでしまっています。

そして、日本酒は産地によって本当に味の傾向が違うのです。

地元に住む伯父夫婦が用意したお酒は、

多分、そこまで美味しく感じられないのでしょう。

無難そうなコメントを言い合って飲んでいます。

ところが。

それは最初のうちだけなのです。

皆の顔が赤くなっていくにつれ、

今まさに飲んでいる、地元のお酒を誉め始めるのです。

酔っているから、ではありません。

だんだん、味覚が地元に戻って行くというのでしょうか。

私も、「この味だ!」という気持ちになっていっています。

お酒の味は、水の味。

故郷を思い出させてくれる味なのかもしれません。